今回レビューするのはロジクールから発売されている、ワイヤレスタッチパッド、t650ちゃんです。
macのトラックパッドを想像して貰えば分かりやすいかと。
←こいつ
先代のマウスはホイールがやたら誤動作を起こすようになり、代役として買ってきた無線マウスは反応が悪くてクソだったりしたヤスシさんです。
「そうだ、せっかくwin8を使っているならタッチパッドでジェスチャ機能とか使ってもいいじゃん!」
と思い立ったが吉日、翌日に買ってきたのがこの、t650という訳です。
さて、あんまり前置きを長くしすぎると、せっかく検索で来てくれた一見さんが回れ右してしまいそうなので、そろそろ本題のレビューに移りましょう。
今回のレビューは使い始めてからまだ1週間未満という短い期間の物なので、ご了承の上で見ていただければ幸いです。
- デザイン面
まずさわり心地。
スベスベです。
ヤスシさんのお肌くらいスベスベです。
嘘です、ヤスシさんのお肌は全然スベスベではありません。
でもt650のタッチ面は凄くスベスベです。
色も落ち着いたブラックで統一されていて、安っぽさもなくいい感じです。
また、充電池式なので本体も薄くまとまっています。
本体に付いているボタンはON・OFFスイッチくらいでしょうか。
後は、充電用のUSBケーブルを指すジャックが上の方にあるくらいで、非常にシンプルなデザインです。
ただし、盤面の全てがタッチパネルという訳ではなく、端の方には触っても対応しない部分があります。
上部のロゴの辺りも反応しません。境が一切ないので、実際に触ってみないと分かりづらいかと思います。
- 機能面
タッチ感度はほとんど気にならないくらい素晴らしい。
ただ、三本指でのタッチ(ホイールクリック)がたまに、ただの左クリックになってしまうこともありますね。
マルチタッチを多用するには気になるかもしれません。
また、windows8を使っている僕の環境では、無線のUSBアダプタをPCに差すと自動でsetpointという管理ソフトがインストールされ、非常に導入が楽でした。
このsetpointを使うと、ある程度、どのジェスチャーでどの機能を使うか、または機能をオフにする、などの設定ができます。
他にはスクロールの速度や方向、ポインタの移動速度も調整できます。
右クリックをするのにt650では「二本指でタップ」「右下隅をタップ」のどちらかが使えるのですが、二本指でタップも有効にしていると、たまに誤爆してしまったので、右下隅をタップだけを有効にして使っています。
- 利点
・「静音性」
マウスでできるほとんどの操作を「盤面を指で滑らせる」「タップする」の動作でできるので、マウスを使っていると必ず出るクリック音、マウスの移動音等が一切消えます。
クリック音がなくなると結構、静かになるものですね。
どうせ自宅でしか使わないから僕にとっては割とどうでもいいのですが、マウスのクリック音が気になる! という方はタッチパッドを使ってみてもいいのかもしれません。
・「手が疲れにくくなった」。
タッチパッドだけでなく、トラックボールなどにも言える利点ですね。
マウスを持って移動させる、というアクションをせずに済むので、手首などへの負荷はかなり減っていると思います。
あとはリストレスト(手首クッション)なども併せて使っていますが、そっちも中々いい感じです。
・「スクロールが楽」
大本命のジェスチャ機能ですが、やっぱりこれは便利です。
特に便利なのがスクロール操作。
二本指でタッチしながら上下左右に滑らせるだけで、思い通りの方向に画面を動かせます。
滑らせる速度によってはかなり長距離を慣性でスクロールできるので、スクロールにかける手間が一気に短縮できます。
感覚的には同じロジクールの、高速スクロール機能を持ったマウスでスクロールした感じに近いです。
一度ホイールを回すと、しばらくホイールが回り続けるアレですね。
ただ、高速スクロールはホイールの寿命が結構短いような気がします。
- 難点
・細かい操作がむずかしい
これはもう、タッチパッドの宿命と言えるでしょう。
数ピクセルの誤差でも気になるような作業は、大人しくマウスを使っていた方が楽になれます。
僕の場合も、写真屋を使ったり、FPSの様なゲームをする場合はマウスに切り替えています。
あくまでもネットブラウズの様な、単純な作業をするときの物ですね。
・誤反応しやすい操作がある
スクロールは非常に楽になったのですが、タッチパッドの場合、ドラッグが少々面倒になります。
ドラッグするには「盤面を深押ししながら指を滑らせる」「高速で2度タップし、そのまま指を滑らせる」のどちらかで操作することになります。
が、特に前者はかなり力を入れながら指を動かす羽目になるので、ほとんど使う機会がありません。
後者も後者で、2度タップしたはずなのにドラッグできなかったり、といった事が頻繁にあります。
また既に書いていますが、ホイールクリックも誤反応がよくあります。
新しいタブでリンクを開くため、三本指でタップしてホイールクリックしようとしても、なぜか普通に左クリックした、と見なされることが多々あります。
これ面倒なので、最近はCtrlを押しながらタップするようになりました。
・マウスジェスチャは絶望的
僕はネットブラウズの際、マウスジェスチャを使ってタブを閉じたり、新しいタブを開いたり、前の頁に戻ったり、の操作をしていました。
が、タッチパッドではこの操作が非常に難しい。
マウスジェスチャをするには、左、右、ホイールのどれかでドラッグさせる事になりますが、タッチパッドでは前述の通り、ドラッグ操作が非常に難しいのです。
特に右クリックでのドラッグは「二本指で二度タップしたまま指をスライド」というワケの分からない操作をする必要があり、しかも高確率で左クリックと間違われます。
このお陰で僕は、今までほとんど使わなかったキーボードショートカットを頻繁に使うようになった。
「新しいタブでリンクを開く」は「Ctrlを押しながらリンクをタップ」
「タブを閉じる」は「Ctrl+W」
「新しいタブを開く」は「Ctrl+T」(いずれもGoogle Chromeの場合)
あ、「進む」と「戻る」はt650自体のジェスチャでできますね。(三本指で左右にスライド)
- まとめ
レビューとしてはこんな感じでしょうか。
僕がヨドバシカメラで買ったときは4500円くらいだったので、コストパフォーマンスとしては中の中、ぐらいだと思います。
むしろデザインだけで言えば、1万円未満でこのレベルの物は中々ないでしょう。
機能面に関しては、期待しすぎなければ十二分に使える程度のものではある、という感じ。
どうしても細かい動作が難しかったり、誤反応を起こしがちではあるので、仕事用に使うのは難しいかと思われます。
その場合は大人しくマウスを使った方が吉です。マジで。
t650を使う場合でも、一部の作業用にマウスを別に用意しておくのを強くおすすめします。
このタッチパッドは、完全にマウスの代用品として機能するものではありません。
あくまでもタッチパッドとしての領分内での作業に使うものです。
こうして見返してみると否定的に見えるかも知れませんが、実は結構気に入って使ってたりします。
いやーいいですよ、静かなのは快適です。スクロールも便利ですし。
案外楽しいので、一度買って遊んでみてもいいと思います。
ではこんなところで。
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